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お歌のレッスン4 [音楽]

今日は久しぶりにお歌のレッスンでした。
先生の生活環境がとてもお忙しくなり、なかなか時間が取れない中、2時間のレッスンをしてくださいました、感謝です♪

さて、今日も モーツァルトです。
最初は、前回こけた?コシ・ファン・トゥッテの”Una donna a quindici anni” (女も15になったら)
今日は苦手な出だしをだいぶ練習したので、無事通過、ホッ。以前は頑張ってしまっていたFisより高い音が、細くコントロールされた音で歌えるようになりました。

歌い終わった後に、「随分、隅々まで神経を張り巡らせて歌っていたね。すごくよくなったね。」と、言っていただきました。 誤解の無いように書きますが、神経を使って歌うのは当たり前のことですww けれども、いろいろと他のことも気にしなければならないスザンナは、一度にすることが多いので、どこかが抜けるのです。”あちらを立てれば、こちらが立たず” 状態 ってところです。

さて、お次は スザンナが歌うスザンナの歌。フィガロから 
" Deh,Vieni,non,tardar "(とうとう嬉しい時がきた) です。
この曲も練習を積んでいるつもり でしたが、まだまだ勉強することがたくさんありますね。
AndantinoやGrazioso などのゆっくりとした曲は、発音も音の移動もきちんと出来ていないと
バレバレです。この曲は最後5小節前に始まるFの長い音をどんな響きの声でどのように伸ばすか!にかかっているようなものです。まだまだ満足のいく出し方が出来ません。研究余地ありありです。

最後はこれまた、難しい IDOMENEO の"Zeffiretti lusinghieri" 。「この曲はまだやることたくさんあるよね。うわぁふぁふぁふぁふぁ」 と、先生、楽しそう?はい、その通りでございます。

例えば、次の音の動き が、前の音をどこで支えて出すのか?ということを決めていきます。その見極めが甘いのです。はぁ~ ほんとに甘いです。かと思えば、ゆっくりの音形を慎重に歌いすぎ、前に進まない音楽になっていたり、いやだわ、もうっ!
とどめは 3小節にまたがるロングトーンです。一回目は FisからD、FisからFis、2回目は E そして EからFへ。
思い切り出すのならば、得意です!けれども、細く、美しく、しかも響きを上に保ったままで最後に
少しだけクレッシェンド、しかも美しい響きのままで、そして遅い!先生、私を窒息死させるおつもりですか?てなもんです。難しいです。もっと高い音域の方がかえって出しやすいのです。この 2点D,E,F 周辺が、ソプラノには(私だけ?ww)難しい。。。。。

まだまだ体に馴染んでいません。もっと時間をかけて歌い込んでいくしかないです。

世界的に活躍している歌手たちも、進行形で常に勉強し続けているはず・・・一生続くのです、それが音楽の楽しみ・・・ですよね!(1人で思いこみ、盛り上がるスザンナ ははは)

話は変わりますが、今日、レッスン後に 「とてもいいから聴いてみて!」と先生からCDをいただきました。(先生、気前良すぎです~☆)
それは、 ハンス・ホッター の↓のCDです。 

 

菩提樹(ドイツ・リート・リサイタル)

菩提樹(ドイツ・リート・リサイタル)

  • アーティスト: ホッター(ハンス), ムーア(ジェラルド), シューベルト
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD

今、聴きながら書いています。2003年に亡くなっている方なのですね。ハンス・ホッター はじめて聴きました。バリトンより低い声、バスバリトン ていうのでしょうか?特徴がありますね。

とても暖かく、落ち着いた、素直で、禁欲的な歌い方。私もこういう歌い方、好きです。先生がお好きなのはよくわかりますね、系統が同じですものww。私のお気に入り シューマンの ”月夜” も入っていて嬉しいです。ワーグナーのオペラで定評があった方なのですね。ワーグナーは、CDもDVDも持ってないんですよね、私。やっぱり勉強すべきですね~

楽器も歌も、その人のすべてが出てきます。それは 自分には怖いことでもあるけれど、感性がピピッ とあった演奏やCDに出会ったとき、喜びもひとしおですね。

コントロールの効いた、上品で、温かい音楽づくり  目標です♪♪♪ 


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コメント 11

Cecilia

スザンナさんのレッスン記は本当に参考になります。
今ラジオのモーツァルト特集を聴きながら書いていますが、モーツァルトは本当に勉強になりますよね。
私が尊敬するテノールの先生もホッターがお好きなんです。
私も「コントロールの効いた、上品で、暖かい音楽」を目標にしたいと思っています。
by Cecilia (2006-05-05 00:02) 

c-tail

こんにちは~。声楽と弦楽の違いはありますが、ロングトーンは私も大の苦手です。「少しずつ安定して」何かをするというのは、技術を要することなんでしょうねぇ・・・
ところで、Ceciliaさんのところでお話のあった弦の話ですが、私は現在はナイロン弦を使っています。
かつて一度ガット弦を使いましたが、それこそ広い練習室で練習してもちょっとしたことで調弦が狂ってしまい、使いこなせなかったので、その後ナイロン弦に変えました。
ナイロン弦はガット弦程ではありませんが、防音室だとエアコンの影響を強く受けます。
スチール弦は、サイレントヴァイオリンの初期装備でしたが、これは狂いませんねぇ。一回調弦すると一週間くらい持つ感じがします。
ですので、スザンナさんの調弦の狂いも、ガット弦に変えたことが原因だと思いますよ。
ガット弦を愛用されている方々は、そのあたりどのように対応されているのかお聞きしてみたいです。
by c-tail (2006-05-05 08:19) 

Kazoo

モーツァルト、曲はとっても綺麗ですが、歌ってみると難しいですよね。
自分が「こう歌いたい!」と思っても、程遠いものができあがったりします。(苦笑)
もっともっと勉強しなければいけないことが、本当にたくさんあります。
私も頑張らねば!
by Kazoo (2006-05-05 08:27) 

スザンナ

Ceciliaさん、ありがとうございます♪
参考になりますか~?嬉しいです。
自分の勉強もたくさんありますが、歌に限らず、質の良い音楽をたくさん聴くことが大切なんでしょうねぇ。Ceciliaさんは音楽番組をよく知っていますね~。
by スザンナ (2006-05-05 09:51) 

スザンナ

c-tailさん、ありがとうございます♪
ロングトーンは楽器も歌もどういう風にもっていくか 難しいですよね~、技術とセンス も必要でしょうかねぇ。
弦について、コメントありがとうございます☆ ガット弦は、どなたが使っても狂うのでしょう?知り合いのプロのヴァイオリニストさんは安定するまでに2週間はかかる とおっしゃっていました。以前ならっていたチェロの先生は全弦ガットなのですが、常に糸巻きをぐるぐるしていましたっけ。アジャスターが着いてないチェロで、とてもアマチュアには使いこなせない楽器です。弓の毛替えをお願いしている楽器製作者さんがいうには、ガットは楽器によって向き不向きが激しいそうです。私のチェロは調弦はひどく狂うけれど、音はとても良い音がでるようになりました。それと、ガット弦は当たりはずれが激しいそうです。何回かに一回ははずれ~があるみたいで・・・お高い弦なので、涙がでそうです。こう書いていると防音室のせいだけではない気もしてきました。
by スザンナ (2006-05-05 10:09) 

スザンナ

Kazooさん、ありがとうございます♪
ほんとうに 泣かせてくれます モーツァルト。(一句できましたww)
Kazooさんでも、ほど遠いものになったりしますか~?
私も勉強することがたくさん山盛りです。けれども良い先生に巡り会えて、レッスンが今楽しいです。
 
by スザンナ (2006-05-05 10:19) 

lalaloulou

私は全然歌えないので、スザンナさんはすごいですね~
歌って技術はもちろんですが、語学も大変そう。
私も伴奏する時、一緒に歌い言葉を発せられるように(もちろん心の中でw)
ならなくては!
by lalaloulou (2006-05-05 13:19) 

スザンナ

lalaloulouさん、ありがとうございます♪
チェンバロの方がカッコイイです☆
私、以前の記事でチェンバロ弾いた写真のせてますよぉ。平均律の一番ですが、ぜんぜん粒がそろわず、なんだこりゃ 状態でした。毎回調律も大変だし、チェンバリストの偉大さを知ったのでした♪
☆lalaloulouさんのように勉強熱心な伴奏のかただと歌も助かります~
by スザンナ (2006-05-05 16:09) 

pagpagkingdom_suzanna-figaro

こんばんわ。お久しぶりです。モーツァルトのアリアは本当に難しいと思います。しみじみと感じます。ちょうどチェンジのとこでうろつくためか、支えがないと本当に落ちてしまいますよね。
私はいつも「汽車ぽっぽー!」で練習していました。
なんじゃそりゃ??って感じですが、イメージどおり、汽車ぽっぽー!で発声練習です。顔も声も上に高らかに伸びていきますよ。もしよかったらお試しください。
はい!みんなで「汽車ぽっぽー!!」
by pagpagkingdom_suzanna-figaro (2006-05-05 23:42) 

Cocona

なーんにもお歌がわからないCocona。でもなるほど、と雰囲気味わっています。とっても奥が深い。バラード好きなCocona向けになにか入門CD教えていただこうかな?
スザンナさん、コンサートしないのですか?是非そのときはうかがいたいです。
by Cocona (2006-05-06 07:39) 

スザンナ

さつまさん、ありがとうございます♪
「汽車ぽっぽー!」って、あの「汽車ぽっぽー!」ですよね、(念のためww)
高らかにのびますか~ やってみますね。歌のレッスンは抽象的な表現が多いので、分かり易い練習の仕方 とても助かります♪ありがとうございます☆


Coconaさん、ありがとうございます♪
私はよくわからないのですが、バラードっていうと ビリー・ジョエルの”オネスティ” あたりの曲でしょうか?ア・ホール・ニュー・ワールドとか? 聴いていると癒されますよね。入門CDですかぁ、私も欲しいですww 。クラシックで、 と言う意味ですよね。ちょっと考えて、後で記事にしてみようかと思います♪
いやぁ~ん、そんなコンサートなんて!!参加している弦楽アンサンブルでときどき歌わせてもらっている程度です。後は、幼稚園などでボランティアの演奏会をしたりしています。それは宮崎アニメの曲とか・・・楽しんじゃってますw
by スザンナ (2006-05-06 14:09) 

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