興味深い作曲家 ヘンリー・パーセル [音楽]
ヘンリー・パーセル(イギリス 1659-1695)の曲について、調べています。
36年という短い生涯に、たくさんの音楽を書いているパーセル。
まだ、曲数は把握できていないのですが、この方、とても興味深い作曲家ですね。
17日の演奏会で私が歌う 「Music for a while」(ひとときの音楽)は、劇音楽「オイディプス」中の曲です。音楽を擬人化し、人々を癒すことができる自分(音楽)の力をいぶかしく思う気持ちを歌っています。ギリシャ神話の復讐神アレクト(髪の毛が蛇で鞭を持つ恐ろしい女神)をも癒すことができる、、 音楽はそのことでやっと自分の癒しの力を信じることができるのです。
なんとも現代にも通じる まさに、音楽のあるべき姿 というか、ありたい姿を曲に込めてくれています。音楽ばんざ~い!!(^_^;)
- アーティスト: 寺神戸亮 波多野睦美, 波多野睦美, 寺神戸亮, アンサンブル・レ・ボレアード, 芝崎久美子, パーセル, 今井奈緒子
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: CD
以前にも載せましたが、波多野さんのパーセルは 美しく、品があり、温かいです。
調べて面白かったのは、catches(キャッチ) と言われる 世俗声楽曲 です。
たくさん書いているようなのですが・・・ 例えば
♪「ぱっちり眼の娘に乾杯」 A heaith to the nut brown lass 四声
♪「呑んべえは不死身なり」 He that drinks is immortal 三声
♪「一生に一度は女房のために乾杯」 Once in our lives let us drinks to our wives
なぬ?
どういう経緯でこれらの世俗曲を書いたのかわかりませんが、宗教曲などお堅いパーセルの曲を聴く機会が多い私には、楽しみながら(ニヤつきながら?)、せっせと作曲をしている姿が浮かんでしまうのでした。。。
ウェストミンスター寺院のオルガン奏者、王室礼拝堂のオルガン奏者などを歴任すると同時に祝賀音楽や劇場の付随音楽、合唱曲などの作曲を通して名声を高め、国王付きの音楽家にまで登りつめた。 以上ウィキペディアより
教会と縁が深かったパーセルにとって 宗教曲は お仕事! として割り切っていたのかな? などと想像したり・・
あっ、これは 私の勝手な想像ですから!笑
John Blow: An Ode on the Death of Mr. Henry Purcell
- アーティスト: John Blow, Henry Purcell
- 出版社/メーカー: Virgin Veritas
- 発売日: 2000/02/07
- メディア: CD
上のCDの5曲目が「Music for a while」 です。一部試聴できます。
パーセルの音楽は、最初 静かで暗い印象 がするのですが、どこか懐かしく、自分がその世界に浸りたいような不思議な感覚になるのです。
また、イギリスの街並み(古い建物が残っているところ オックスフォードとか^^;)を彷彿とさせますね。
【音楽小物】
先日、こんな優れもの いただきました↓
ちょっと 見づらくてごめんなさいね。
新しい楽譜や厚めの楽譜を止めておくための楽譜クリップです。
開いた楽譜に、両側を手前にして挟みます。
と、こんな具合です。
これ、とってもいいです~ イライラしないで練習できます。
譜めくりは難しいですが、じっくり楽譜と向き合いたいときに!
♪ちなみに 曲目は のだめの中で、千秋先輩とのだめが一緒に弾いた
モーツァルトの 2台のピアノのためのソナタとフーガ KV448 ですよん。
この楽譜、一時品切れになったそうですね。恐るべし、のだめ効果!!
私? もちろん以前から持ってましたわ、オホホ(友人のをコピーしただけ 苦笑)
もうひとつ、これ↓
前の記事で「樹」の字の前にあったもの。
これはスティックのりタイプの消しゴム です。
ピアノの柄に惹かれて購入。消しゴむぅ^^;
>波多野さんのパーセルは 美しく、品があり、温かいです
私もそう思います。実演に接したのは2回ですが、ご指摘のことに通じる不思議な色気がある方です。5月には待ちに待った、つのださんのリュートとのコンサートに行きます。エマ・カークビー=ヤコブ・リンドベルイのコンサートももうすぐですし、今年は春からいい感じです。
それにしても「一生に一度は女房のために乾杯」には笑ってしまいました。一方で「ぱっちり眼の娘に乾杯」ですものね。よく分かります。(笑)パーセルさん、結構世俗的な方だったのですね。
by nyankome (2007-02-12 23:46)
nyankomeさん、ありがとうございます♪
波多野さんとつのださんのリュートとのコンサート、ですか~ 私も聴きた~い!です。
東京近辺でのコンサートの情報を調べてみようかな~♪
パーセルもバッハもモーツァルトもみな人間、世俗的なところもまた魅力ですよね。若い娘好きはどの時代の殿方も同じですね、分かり易いけれど^^;
パーセルに少し親近感が沸きました!!笑
by スザンナ (2007-02-13 00:28)
私のところでも最近パーセルネタが多かったのですが・・・
世俗声楽曲・・・楽しそうですね~!
NAXOSでもチェックしてみます。
つのださん、最近椎名林檎さんとTVで一緒だったそうで、どんなだったのか気になっています。
by Cecilia (2007-02-13 08:25)
楽譜クリップいいですね~
かわいいし、とっても便利そう。
途中でペラっとめくれたりしたら、イラつきますもんね。
私はのだめは見てなかったんですが、視聴率もよくて、CDもよく売れたらしいですね。
by みゆき (2007-02-13 15:50)
★Ceciliaさん、ありがとうございます♪
パーセルの記事を書いていらっしゃいましたね~、読ませてもらっていました(^^;) 特に、ダイドーとエネアス(イギリス人はこう発音していました)は、オックスフォードで観た(聴いた?)ので、コメントしたかったです。
ソネブロが重くて挫折した日でした。ごめんなさい。
パーセルさんはイギリス人特有のユーモアセンスのある方なのかなぁ、と思いました 笑
つのださんは一度も演奏を聴いたことがないので、一度ぜひ!と思っています。椎名林檎さんて、多才な方ですね♪
★みゆきさん、ありがとうございます♪
楽譜クリップは、いろんな色があるみたいなので色違いで揃えたら楽しそうです。
譜めくりって、結構いろいろ事件があるんですよぉ 笑
コンサート中に空調の風で ぴらりん て飛んでいったり、譜めくり失敗して、次のページまでめくっちゃったり・・・^^; 経験豊富です!あは
のだめ効果はすごいらしいです。ドラマの中の曲を演奏するコンサートは入りがいいそうですから~、続くといいですねぇ。
by スザンナ (2007-02-13 23:50)
こんばんは。
実は今回バトンが回って来たのですが、
次バトン受け取っていただけないでしょうか?
お時間のある時で構いませんので、よろしくお願いします。
by みゆき (2007-02-20 21:25)
パーセル、今まであんまり聴いたことがなかったのですが、興味が沸きました。世俗曲のタイトル、面白すぎです(笑
楽譜クリップは、私もかなーーーり欲しいです!!明日探してこよう♪
by yukirdam (2007-02-25 00:22)
♪みゆきさんっ!
お返事がおそ~~~くて、ごめんなさい!
バトン、しっかと受け取りましたワン。
♪yukirdamさん、ありがとうございます♪
確かに、パーセルはピアノと縁が薄いかもしれません。
曲目がたくさん、なかなか興味深いです、というか、おもしろいです(^^;)
クリップ、いいです、色違いで揃えたくなりますね♪
by スザンナ (2007-03-01 22:39)
お久しぶりです。
世俗曲、タイトルがユニークで驚きました!
面白いですね。
楽譜クリップは便利そうでいいですね~。
by (2007-03-03 23:03)
★SAYAKAさん、ありがとうございます♪
パーセルは想像していた感じとちょっと違って興味深いです。
楽譜クリップ、なかなか優れものです♪
色もカラフルで揃えたくなりますね~
by スザンナ (2007-03-04 15:58)