お歌のレッスン&コンサートなどなど [音楽]
お歌のレッスンの日記
「Intorno all’idol mio」 Cesti
「Lascia ch’io pianga」 Handel
「Music for a while」 Purcell
パノフカの6番。
おもにカバード・ヴォイスの使い方の練習。
高音域の声を後から前へ、前から口の中へ、どんどん自分の方へ、引きつけて入れ込んで行く方法です。その名の通り、自分の感覚としては蓋をするような感じがします。
医師の萩野仁志さんと声楽家の後野仁彦さんの共著「発声のメカニズム」の中でも このカバードヴォイスと共通する箇所がありました。
それである日、思うところがあってまったく逆のことをやってみました。「マスケラ」と言われる度に、声を体の中にしまいこむように歌ってみたのです。当然、声は顔から離れて首の中へ。首の後ろや背中といった所から出てくる感覚になります。自分の声が耳の後ろから聞こえてくるような感覚で声をだしたら
「そう!見つけたじゃない!それがマスケラよ!」。
その時、鼻腔を意識するより、喉の位置を低く保って声を出せば、マエストラの言うマスケラに当たった声(鼻腔共鳴の強い声)を実現させうることがわかりました。・・・以下略
「医師」と「声楽家」が解き明かす発声のメカニズム―いまの発声法であなたののどは大丈夫ですか
- 作者: 萩野 仁志, 後野 仁彦
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
この「マスケラ」という言葉、よく声楽のレッスンで使われますが、日本語では「仮面」と訳されていて、顔や額に声を集める、とか、当てる と言われます。
最近、このことについて思うのですが・・・
マスク という言葉は、ラテン語でペルソナ(仮面)と同じ意味を持ちますが、ペルソナという語は、人格をも表す言葉だということ。人格は実は 仮面 と同じように外に向かうものであるということ。
体を通して声を出す ということも実は、外に向かうこと、それが「マスケラ」なのではないかと。
ええと、これはあくまでも私の見解ですので~ 苦笑
後野さんの体験したことは、このことではないかと思いました。
話を戻して・・・そして、ここが歌の難しいところ、ただ、体の中に声を取り込むだけでは、広がりのない、狭い声になってしまう。リラックスした上で、体を通し外に向かう。その見極めが難しいのですね。
昨夜は素敵なコンサートを聴いてきました。
音楽三昧のバッハのコンサートです。
プログラム
トッカータとフーガ BWV565
パストラーレ BWV590
イタリア協奏曲 BWV971
---Intermission---
フランス風序曲 BWV831 より 「序曲」「エコー」
コラール変奏曲「いと高きところには紙にのみ栄光あれ」 BWV711,662,676
ファンタジーとフーガ BWV542
編曲 田崎瑞博
アンコールにコラールをもう一曲演奏してくださいました。
フラウト・トラヴェルソ・リコーダー、ヴァイオリン(ヴィオラ)、チェロ(ヴィオラ)、チェンバロ、コントラバス の5人のユニット。ピアノ、パイプオルガン、オーケストラの曲などを再創造して聴かせてくれます。
今回はバッハ・・・編曲版は新しい驚きがたくさん。既成にとらわれない嬉しい発見がたくさんありました。そして、たくさん癒していただきました。
ひと味違う美味しいバッハでした♪
演奏会後にチェンバリストのネコタマメイさんと少しお話をさせていただきました。ご自宅から運ばれた赤く美しいチェンバロには・・・
蓋の裏側(開けた時に見える面です)の絵画の中に素敵な秘密が!!
明日2月2日(金)にはオペラシティでもおなじコンサートが開かれます。
興味のある方はぜひ驚きと癒しのコンサートに足を運んでみてくださいませ。
ぐふふふ、西本智実さん指揮の東京シティフィルのコンサートのチケットが取れました♡
曲目は
ブルックナー シンフォニー第7番 と 新実徳英 生命連鎖
ぐふふふ、西本智実さんの指揮をはじめて見てきます。
そして、platinumさんのチェロも♪
ブルックナーはCDを一枚も持っていなかったので(^_^;)早速CDも買い込みました。交響曲は曲を知っていると楽しさが倍増ですものね。
↓モーツァルトになっているけれど、ブルックナーの7番も入ってますぅ!^^;
明日は今月の演奏会のホールリハーサルです^^; さて、練習しましょ!