出会い 牛若編

　　

今日もとてもいいお天気でした。庭のけやきの新緑がきれいです。

先日のしずか（ミックス犬）に続いて、今日は牛若（柴犬）との出会いを書いてみます。

 名前　 牛若　　　柴犬　　　６歳１１ヶ月

しずかが思いがけず妊娠をし、4匹の赤ちゃんを産みました。幸いかわいがってくださる里親さんが見つかり、一安心した頃・・・

しずかのごはんを買いにホームセンターに行きました。そこは、ペット用品の他に、ペットショップとトリミングのお店も兼ねています。何気なくケージを覗いていると、赤柴の子犬に目が留まりました。とてもころころとしたかわいい子犬です。もう、5ヶ月くらいになっていました。そのころは我が家に2匹目を迎えるつもりなどなく、用事を済ませて帰りました。

そういうことがしばらく続き、その年の年末も近い頃、ホームセンターに行くと、あの子がいなくなっていました。飼ってくれる家族が見つかったのかなぁ、と思ってよく見ると、表に面していない、お店の中のケージにいました。そうです、ある程度大きくなった買い手が見つからなそうな犬たちは奥に移されるのです。前面には、まだ来たばかりの小さな子犬。大きくなるとお客からは見えない奥で、大きくなった体を小さなケージに入れられて、ただただ毎日を過ごすのです。

そのころ、友人から嫌な話を聞きました。ペットショップの売れ残りのわんにゃんの行き先です。そうです、処分されるのです。ちょっと前までは、動物実験施設に安値で売られるケースもあったそうですが、今、表面的には動物実験施設に犬や猫を売ることが（６自治体をのぞき　平成14年度）禁止されています。どちらにしても、悲しい運命が待っています。

もちろん、ペットショップやブリーダーによって、違いはあると思いますが、愛されることもなく、お外で散歩することもなく、処分される子たちもたくさんいるのです。その話を聞いて、私たちはあの子がお正月になっても、売れ残っていたら、家に迎えよう　と話していました。

お正月過ぎ、お店の人に聞くと、まだあの子は売れていませんでした。もう、７ヶ月になります。私たちは家族として迎えることに決めたのです。しずかと仲良しになれるように、牛若　という名前に決めました。

後で知ったのですが、こういう売れ残りのわんにゃんを飼う家族、いるみたいです。新井満さんという小説家の家族もそうです。後一日で処分されるというミニダックス（月子ちゃん）を迎え入れて、その後、満さんが放送しているラジオ番組のDJとして、人気犬になりました。新井満さんは　「千の風になって」という絵本でも有名な方ですね。

絵本 千の風になって

• 作者: 新井 満
• 出版社/メーカー: 理論社
• 発売日: 2004/03/17
• メディア: 単行本

問題がひとつ、それは　先住犬のしずかが受け入れてくれるかどうか、でした。１日目はほんの少しだけ一緒にさせ、だんだん慣らしていきました。牛若は怖がっていましたが、（しずかの方が体が大きいのです）性が違うので、しずかも受け入れてくれました。ありがとう、しずかちゃん♪

家に来た当時の牛若は、ケージの中だけで何ヶ月も過ごしていたので、まともに歩けず、お散歩もふわふわ宇宙遊泳のようでした。人間で言えば、11,12歳ごろまで、家の中で動かずに育ったようなものです。今でも、腰のあたりが少し細いです。

現在は、安定した関係（上下関係？）が成立しています。じゃれ合いがエスカレートして、逆毛をたてながらのけんかもありますが、まぁなんとかww 。

しずかの子供の女の子が近くにもらわれていて、そのご家族が一度だけ、子犬を産ませたい　ということで、牛若にパパになってもらうことに。

なので、しずかと牛若は姑と娘婿　という関係になってしまいました　　　           　　　　　　　　　サザエさんで例えると、舟さんとマスオさんの関係？ww

　　

今日の牛若。右のほっぺはだいぶよくなりました。後は毛が伸びればＯＫです

　　

シャンプーしたから、きれいでしょ？

　　

なんだか、疲れたよ～　（君が引っ張るからです！）

　　

お散歩中は、ただただ　猪突猛進　（きみ、犬でしょ）

　　

はやく、はやく、とにかく、はやく　（？？？？？）

　　

牛若くん、君に出会えて嬉しいよ☆

 

 

 

コメント 12

牛若くんのお散歩後ろ姿ここなをみているようです。耳の感じが特に一緒。
そういう経緯でスザンナさんのところにやってきたのですね。ペットショップ、やはりそうですか。ここなを飼うまではよくペットショップへ行っていましたが飼い始めてからペットショップのわんこやにゃんこをみるのが辛くて行けません。小さい赤ちゃんもそうだし、大きくなって値段が下がっている値札をつけてあるケージを見るのが耐えられなくなりました。全部ひきとりたいくらいになります。
牛若くんはケージにずっと入っていて、歩く事がわからなかったのですよね。想像するとたまりません。スザンナさんチにやってこれて、よかった。これからもしずかちゃんとずっと仲良くね。
しかし、牛若くん、ここなと似てます。
by Cocona (2006-05-07 16:18) 

牛若君、スザンナさんに会えて本当に良かったですね。
しずかちゃんも、受け入れてくれて良かった。
これからも2匹仲良く、一緒に暮らしていけますように！
by (2006-05-07 16:37) 

Coconaさん、ありがとうございます♪
ペットショップ、やっぱり見たくないですよね。まだ乳離れができていない小さな子を見るのも、大きくなった子を見るのも辛いです。牛若のときも、他にもたくさんいたんです。もっと月齢が大きい子たち。ラブラドールなどの大型犬、ケージが狭くて可哀想で・・・でも、全部の子を引き取るわけにもいかないし。ほんとうにもどかしいです。

今では、あのふわふわ歩きがどうして？というくらい引っ張る牛若です。
ここなちゃんと似ているなんて、光栄です。ぶれていない写真をなかなか撮らせてくれません。(T_T)
by スザンナ (2006-05-07 19:12) 

ちびっとさん、ありがとうございます♪
しずかが受け入れてくれたときは、本当に感謝しました。もしかしたら、子供たちがいなくなって、寂しいと思っていた頃だったのかも知れませんね。今では、ボケと突っ込みのように笑わせてくれます。ぽわちゃんとぬぅさんもそうだけれど、多頭飼いって大変ですが、楽しさも倍増ですね。
by スザンナ (2006-05-07 19:16) 

ペットショップ嫌いな場所です。
ホームセンターなどに併設されている場合がありますので、やはり子供は
見に行きたがります。
でも私はそこでかわいそうを連発。
｢かわいそうに、こんな小さいうちからガラス張りの落ち着かない所に
入れられて。」などと言って、いつもお店の人から睨まれてます＾＾；
しずかちゃんと仲良くなれてよかったですね。
牛若くんはスザンナさんに出会えて本当に幸せですね。
by じゃすみん (2006-05-08 02:11) 

じゃすみんさん、ありがとうございます♪
ペットショップ、私も最近は見ないようにしています。でも、現実から目をそらすだけの自分もまた嫌になったり。矛盾だらけですよね、人間社会って(T_T)
でも、ぽぷりちゃんのように幸せなわんこもたくさんいますね☆　
しずかも牛若がいないと本当は寂しいようです。ふふふ
by スザンナ (2006-05-08 14:23) 

スザンナさん、こんにちは。
すてきサラダでのあたたかいコメント、本当にありがとうございました。
妻共々、御礼申し上げます。ｍ（_ _）ｍ
一口に人間と動物との関係と言っても、人間同士、人間と動物達、動物達同士それぞれに色々と大変ですよね。
by c-tail (2006-05-08 22:08) 

c-tailさん、ありがとうございます♪
さばねこさんは突然の不幸だったとはいえ、私はいつも”動物たちの潔さ”に尊敬の念を抱いています。本来、動物は生も死も潔く受け入れるべきだとおもうのですが、人間だけが特別になってしまいました。

すてきサラダで書くのを忘れてしまったのですが、虹の橋　のお話は　ネイティブ・アメリカンの人たちにずっと受け継がれてきたお話だそうです。自然と動物と共に生きてきた彼らの尊い思想ですね。

奥様にもよろしくお伝えください♪
by スザンナ (2006-05-09 09:51) 

先日はあたたかいコメントをありがとうございました！
あそびにきてみたら、旦那のコメントが（笑）
牛若くんのしっぽ、素敵ですね～（￣ー￣）ﾆﾔﾘ
ペットショップの売れ残った子の行く末のお話は目をそむけたくなります。
ペットショップのような販売用の動物は血統を重んじるでしょうから、人間の意思で繁殖させたわけですよね。それなのに売れなかったら殺す、なんて。
命を何だと思っているんだ～って感じですΨ(｀Д´)Ψ
牛若くん、スザンナさんに気にかけてもらって本当にラッキーでしたね（＾＾）
by ぶなねこ (2006-05-09 11:15) 

ぶなねこさん、いらしてくださり嬉しいです、ありがとうございます♪
牛若のくるん　としたしっぽ　お気に入りなんです、嬉しいです☆

はじめは、お二人がご夫妻だということをもちろん知りませんでした。ある日、他の方のコメントを読ませてもらったときに、あれ？あれ？あれあれ？そうなの～～！？　と、私のなかでは　結構驚きだったんですよぉww　ご主人さまからは　ピアノをお弾きになる奥様、ということでインプットはされていたのですが、うふふ。

ほんとですね、命の重さを何だと思っているんだ～　と思いますよ。
しずかと牛若の他にあすかちゃんという捨て犬のゴールデンを保護していた時期がありました。その時に私財を投じて、里親探しや保護活動をしている人たちと知り合いになり、動物たちと人間のいろいろを考える　とても良い機会をいただいたのです。できることに限界があるということも思い知りました。

お二人が前向きなコメントを寄せてくださり、ホッとしています。
これからもブログ読ませていただきますね。（読み逃げもありますのでご容赦をww）
by スザンナ (2006-05-09 20:00) 

牛若くん、舌出して可愛いなあ…。
by platinum (2006-05-09 21:07) 

platinumさん、ありがとうございます♪
引っ張るお散歩＝毎日舌だしww　となっております。きれいなピンクですよね。
by スザンナ (2006-05-10 10:02)