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お歌のレッスン 2 [音楽]

モーツァルト:オペラ・アリア集 

 

 

 

 

歌のレッスンをMDで録音しています。動画で録画する方も多いですね。私の場合は今のところ音だけ。自分の歌を客観的に聴く、いい機会ですよね。

家に帰って録音を聴くと、まずひどく落ち込みますです。あまりの下手さに途中で聴くのをやめたくなるし。。。音程の悪さと甘さ、発音の未熟さ、アーティキュレーション、さらにはフレージングの稚拙さ、自分の嫌なところばかり聞こえてきます。かなり辛いです

次にレッスンをしてくださる先生に感謝と同情の気持ちがふつふつと・・・加えて、恥ずかしく、情けない気持ちでいっぱいになりまする。

 現実を受け入れ(辛いけど)、前向きな気持ちで練習を再開。(へこんだまま、しばらく歌えないときもありますけどね~) MDで録ります。歌う、聴く の繰り返しです。ひとつのフレーズを時間かけても、思ったように表現出来ないこともしばしば・・はぁ~です

当たり前のことなのでしょうが、ひとつの曲を歌い込み、消化するのには時間がかかるのですよね。それはどんな楽器も同じこと。その曲だけを練習しているわけでもないのに、月日が経ってからその曲を演奏すると前より上手くなっていた?なんて話もよく聞きます。それはきっとその間に演奏のレベルが上がっているのでしょうね。曲を理解し、体に馴染むのには時間がかかりますね。

音程について言えば、私の場合は、上向形のときに音の幅を狭くとる癖があって (楽してるわけじゃないんですよぉ) 特に中音域の2点C#,D#など。A-dur,E-durが暗い響きになっちゃったりします。気持ちわる~~~  少しでも意識が低くなると(意識してなきゃダメだってば!ww) すぐ音に反映しますよね。詰めが甘い と言われてます。たまに、やっぱり生じゃないから、とか機械のせいにしたくなったりして、、、これだから~~~ははは

以前、師事していた先生が 「歌って自分出だしているつもりの音と、周りの人が聴いている音、違っているみたいよ、自分の音は自分では聴くことができないのよね」と言っていましたっけ。

そうなんですよね。録音を通してしか、自分の声は聴くことが出来ない。これは他の楽器とは大きく違う点です。子供の頃、録音した自分の声を聞いて、「えー、私こんな声なの?」 と思われた方も多いのでは?今は録音技術 というか、機械がよくなっているので、昔(いつのこっちゃ)ほど カルチャーショックないかもしれないですけど。

煮詰まると、同じ曲をCDで聴きます。今は、モーツァルトを主に勉強しているので、 ルチア・ポップとか、エディタ・グルベローバとか。上手すぎじゃ~

歌うことが好き!特にモーツァルトを歌っていると、レッスンで落ち込んだときもモーツァルトの曲で癒され、テンションが上がってきます。ひとつひとつの曲を大切に、時間をかけて歌っていくしかないんですよね。

ただ、技術的に優れていても、癒されない歌にはなりたくないんです。

美しく、自然に、癒される音楽作り・・・(こんな難しいこと、できるのでしょうか?) ・・・スローレッスン実施中・・・

 

 

                        

                  


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コメント 8

Cecilia

大変参考になるレッスン記事、ありがとうございます!
上向形のときに音の幅を狭く取る癖・・・とは低くなってしまう、ということですか?
私もちょっと油断すると、高めになってしまう癖があります。音を伸ばす時なんかにそうなります。
録音を聴くとがっくりきますが、そうでもしないと自分の癖がそのままになってしまいますよね。
ルチア・ポップもグルべローヴァも大好きです!(うちの「魔笛」のLDに二人が出ています。今聴けなくて残念です。)
by Cecilia (2006-03-30 14:53) 

pagpagkingdom_suzanna-figaro

はじめまして。パグパグ王国管理人のさつま、と申します。あのう・・・もしかして声楽を??実は私もそうなんです。ソプラノのレジェーロです・・・。一番好きなのはもちろんフィガロなんですが、今のところ私の中ではフレーニが一番です。グルヴェラーヴァも何枚かオペラで持っています。自分の声を聴いてチェックしてまた練習。その積み重ねですよね。私もそう思いますが、本当に自分の声を愛せなくて・・・。レジェーロには聴こえないし・・・。最近はタバコのおかげでもっぱら歌えないんですが、夢はエヴァ・マルトンです!彼女の「トスカ」は最高でした!!
by pagpagkingdom_suzanna-figaro (2006-03-30 19:42) 

スザンナ

Ceciliaさん、いつも読んでくださり感謝です♪歌うって楽しいのに、どうしてこんなに辛いんでしょう???中音域ではぶら下がるのに、高音域では、高くなったり・・・あああ、もういやんww これにお芝居までつけて、表情が女優のようなオペラの歌手たち、雲の上↑ でございます。 
by スザンナ (2006-03-30 20:51) 

nonkumi

練習の時は嫌でも録音を聴くしかないですね。ただ、機械を通すと肉声とは違って聞こえるので、本番についてはあまり録音は聴かない
ようにしています。その時の感動や臨場感が機械を通すと伝わりません。しばらくしてそのステージが思い出になった頃、おもむろに録音を聴きます。すると少し客観的に聴くことができます。
今日はおいでいただいてありがとうございました。
by nonkumi (2006-03-30 22:37) 

スザンナ

さつまさま、nice&コメントありがとうございます。
エヴァ・マルトンのトスカ 今度借りて聴いてみたいです。練習もさることながら、いい音楽をたくさん聴く ことも大切ですよね。まだまだ未熟者です。オペラももっと聴かねば~生は経済的に限り(泣)があるので、DVDですね!!!これからもよろしくお願いします☆
by スザンナ (2006-03-30 22:41) 

スザンナ

nomusanさま、本番の録音はあまり聴かない というコメント 確かに!だと思います。生の演奏の良さ は録音では再現難しいですよね。メンバーの中を回ってくるCDに、いつも手を出しては ため息をつくことになっていました。今度からは 聴くにしても しばらく時間をおいてから、にしてみます♪
by スザンナ (2006-03-31 18:29) 

Kazoo

スザンナさん、おはようございます。
私のブログへnice&コメント、ありがとうございました。
どこにコメントしようかと悩んでいたら、スザンナさんも声楽をやってらっしゃるんですね。
…ということで、こちらに書かせていただきます。

録音…私もレッスンの時にしています。
気持ち良く歌ったつもりでも、あとで録音を聞いて愕然とすることが多くて。
でも、レッスン中の自分の声の変化には、我ながら驚くこともしばしば。
自分の声でいながら、自分の思い通りにならないものですよねー。

お互いにこれからも頑張りましょう!
by Kazoo (2006-04-02 10:01) 

スザンナ

kazooさま、おいでいただきありがとうございました。
そうなんですよね、細心の注意をはらって歌ったつもりでも、調子がいいかも~♪ と思っても 録音を聴くと???のことが多くて・・・涙

Kazooさんはオペラでご活躍されているんですね。素晴らしいですね。
また、ブログにおじゃまさせていただきます☆
by スザンナ (2006-04-02 15:04) 

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