ケッヘル [読書]
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最近、読んだ本です。
もちろん、本のタイトルに惹かれて読み始めたのですが、おもしろかったので一気に読んでしまいました。
モーツァルトのケッヘル(作品番号)を軸に繰り広げられる恋愛サスペンス小説。音楽好きな人もそうでない方も楽しめると思います。
中山可穂さんてカミングアウトしている レズビアン なのだそうですね。
途中で あららん? という流れも納得です。
知らないで読んだ私って~
「レジナ・チェリとは天の女王という意味で、聖母マリアをたたえる音楽です。でも別にキリスト教のことなんか何も知らなくてもいいんです。このきよらかな、澄み切ったメロディーにただ無心で身をゆだねればいいんです。昔、ある由緒正しいお寺でこの曲を演奏したら、百歳になられるご住職が涙をながされて、召されるときは読経ではなくこの曲で旅立ちたいと仰った。ハレルヤという言葉がナンマイダと聞こえたのでしょう。モーツァルトの音楽にはすべての宗教を超える力があるのです」 「レジナ・チェリ」 KV108
キリスト教のことを何も知らなくてもいい というのはちょっと~ですが
*澄み切ったメロディーに身をゆだねること
*素晴らしい音楽には宗教をも超える力があること
この場所は印象に残りました。鳥海武という指揮者のセリフです。将来を嘱望された指揮者が落ちぶれて、アマチュアの人たちと音楽(途中から彼はモーツァルトの指揮・演奏しかしなくなってしまう)を楽しんで指導しているときのものです。
ケッヘルという表題どおり、すべてのキーがケッヘル番号にあって、ケッヘルやバッハのBWVなどの番号を覚えられない 私(笑)にはとても興味深いものでした。自分の乗る飛行機や電車、車のナンバー、バスのナンバーまでケッヘル番号に従って移動する というのは狂気に満ちているとしか思えません。けれども誰もちょっとしたジンクスやこだわりなどは持っていますよね。電車の乗る車両を決めているとか・・・
フリーメーソンの組織は今でもあるのでしょうか?世界の経済界や政治の中心にいる人たちがフリーメーソンの組織と共に動いている という設定も謎を深くしています。
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***昨日の牛若***
昨夜、この町内の盆踊りがありました。
風にのって聞こえてくる音楽や花火の音が家のわんこは苦手です。
夜になると花火の音が毎日のように
聞こえてきます。そうすると、リビングのサッシが開いていても中に入りたがる牛若。反対に私がサンルームに降りてみたら落ち着くかな と思ったのですが、やはり中がいいようですね。「ねぇねぇ、私後ろにいるんですけど~」
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6月に漬けた梅酒が飲めるようになりました
すっきりな甘さ、さわやかな梅味。夏バテ予防に良さそうです。