ヴィヴァルディのモテット RV630 [音楽鑑賞]
今日はヴィヴァルディのモテットRV630: Nulla in mundo paxsincera
を紹介します。3楽章からなっているこの曲のこのタイトルの1楽章、ヴィヴァルディのモテットの中でも一番美しいと言われてます。
↓はエマ・カークビーのCDで一部試聴できます。ディスク1の 全21曲を見る をクリック、19番目の曲です。
Vivaldi: Gloria; Motets; Cantatas
- アーティスト: Antonio Vivaldi, James Bowman, Academy of Ancient Music, New London Consort, Christopher Hogwood, Catherine Bott, Emma Kirkby, Judith Nelson, Catherine Mackintosh, Simon Standage
- 出版社/メーカー: L'Oiseau-Lyre
- 発売日: 1997/10/14
- メディア: CD
↓のCDは私のお気に入りのデボラ・ヨークさんのもの。
一番聴いて欲しいけれど、残念ながら RV630 は試聴できません。
- アーティスト: Antonio Vivaldi, Robert King, James Bowman, King's Consort, Deborah York
- 出版社/メーカー: Hyperion
- 発売日: 1996/06/10
- メディア: CD
この曲を知ったのは、デイビット・ヘルフゴット(ピアニスト)の話を元にした映画「シャイン」ででした。オーストラリア出身の実在のピアニストです。
才能がありながら、父親との確執から留学先のイギリスで精神を病み、一度は音楽から遠ざかったデイビット。彼をいろいろな面から支えてくれる女性と知り合い、結婚したのち、ピアニストとして活動を再会しました。日本でもチケットが売り切れるほど話題のコンサートのようでしたが、今はどうしているのでしょう。
- アーティスト: Ludwig van Beethoven, Fryderyk Chopin, Franz Liszt, Sergey Rachmaninov, Nikolay Andreyevich Rimsky-Korsakov, Robert Schumann, Antonio Vivaldi, David Zinman, Edo de Waart, Kurt Masur
- 出版社/メーカー: Philips
- 発売日: 1997/05/13
- メディア: CD
この曲は、参加している弦楽アンサンブルで歌わせていただいた思い出深い曲でもあります。
♪タラタラタラタラタラタラ♪というシチリア風のヴァイオリンの美しい響きにのって、天上にのぼるような気分になります。(私、クリスチャンではありませぬが)
「この世に安らぎを見いだすことなどできないのです、あなた(神)の真実の愛なしには」 とこんな歌詞だったと思います。(簡単にまとめすぎ!笑)
”自分が死んだときにどんな曲で送りだしてもらいたいか” とそんな話を友人としていたときがあります。ネガティブな話ではなくて、それほど好きな曲がある?という話です。
友人は モーツァルトの「フルートとハープのためのコンチェルト」K.299を挙げていました。
私は・・・冒頭のヴィヴァルディのモテットです。
お葬式とか、そういう意味ではなくて、この曲をそんなに好きだということです^^;
- アーティスト: オムニバス(クラシック), コールズ(サミュエル), 吉野直子, イギリス室内管弦楽団, モーツァルト, メニューイン(ユーディ), アンスネス(レイフ・オヴェ), ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団, グリーグ, キタエンコ(ドミトリー), ツィンマーマン(ペーター)
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 2005/03/09
- メディア: CD
疲れているときや、気が滅入っているとき、
歌曲は意味がありすぎて~ オペラのアリアは体が受け付けない~
心が洗われるようなこの曲を聴くと浄化されるような気持ちになります。(私の場合です 笑)
わんこにもなごませてもらってます♪